録音機能・音声データ解析機能についての概要と注意事項
1. 機能について
録音・音声データ解析の対象
ブライダルフェア/打ち合わせにおける接客とトレーニング(ロープレ)、その他ブライダル関連業務における打ち合わせを対象として、録音を行い、その音声データの解析結果を閲覧することができます。
解析は生成AIによって行われます。音声から文字起こしのうえ、生成された議事録と、その要約をご覧いただけます。
録音・音声解析の利用について
録音機能は「会場アカウント」「スタッフアカウント」が利用でき、録音した音声データの解析は全ての権限で「議事録・要約」ページから閲覧可能です。
※閲覧できる範囲は権限によって差があります。
2. 録音を行う環境について
録音をするデバイスの推奨環境
survox管理画面はPC(Windows,Mac)/iPad/iPhoneでのご利用を推奨しておりますが、
録音につきましてはPC環境のみを推奨しております。
また、PCでの推奨環境下においても、マイク環境、特殊なアプリケーションがある、スペックがあまりに低い、などの理由が録音に影響する場合があります。
推奨環境についてはこちら
録音を行う条件・周辺環境や注意事項
- 安定したインターネット環境が必要です。
通信がとぎれると録音データが送信されず、解析ができません。
- 参加人数は5人までを想定しております。
6人以上いる場合も、最大5人の発言としてAIに処理されます。
- 参加者の声がマイクできれいに収音できる必要があります。
周辺環境(騒音、ノイズ)や利用するデバイスのマイクの設定、性能によっては、解析がうまく行われない場合があります。
収音環境やマイク性能はsurvoxの機能でなく、お使いのデバイス・環境に依存します。
より良い収音のために、PCに外付けマイクを接続してのご利用などをご検討ください。
- 録音の時間は連続4時間まで対応しております。
一時停止中の時間も含みます。4時間を超えると強制的に終了します。
終了後はダウンロード及びアップロードが自動的に行われます。確認後、録音完了にお進みください。
iPhone/iPad でのご利用について
iPhone / iPad ならびにその他タブレットやスマートフォンでの録音は可能ではございますが、推奨はしておりません。
デバイスごとの細かな設定、利用時のメモリ、ストレージ状況、その他アプリやブラウザ内タブの起動状況、録音中の通知や着信などの様々な外部要因が、ネットワークやマイク使用に影響を及ぼし、正常に録音が完了されない可能性があるためです。
iPhone / iPad での録音についてもテスト・検証を重ね、できうる限りの品質を保持しておりますが、制御できない外部要因についてご理解いただけますと幸いです。
iPhone / iPadを利用される場合は、そのデバイスは録音のみに使用されることをお奨めするとともに、下記注意事項もご確認をお願いいたします。
- マイク設定を「許可」にしてください。
マイクの設定が「拒否」になっていると録音ができません。
あらかじめ、iPhone/iPadの「設定⚙️」→「safari」→「マイク」へ進み、「許可」に設定してください。
- 完了時「ダウンロード」を選択してください。
iPhone/iPadにて録音を行っている場合、一時停止や録音完了時に「ダウンロード」もしくは「表示」をブラウザから求められます。
この場合必ず「ダウンロード」を選択してください。「表示」を選択すると音声データがサーバに送られず、解析ができない可能性があります。
※必ずダウンロードを選択してください。
3. 別途録音した音声ファイルのアップロードについて
別途録音前に同意を得てください
参加者から録音について同意を得られていないファイルはアップロードいただけません。
別デバイスから録音する場合も、必ず、survox管理画面から同意を得たうえで行ってください。
アップロードできる音声ファイル拡張子
.mp3 / .mp4 / .m4a / .wav / .webm / .wma / .aif / .aiff / .aac / .flac / .mov
アップロードできる音声ファイルの容量
2GBが上限となっております。
また、1.3GB前後(wavファイルの録音時間で4時間程度)を境に、容量の大きいファイルの場合は通常より解析にお時間をいただく場合がございます。
4.音声データ解析について
解析の手法について
音声データの解析は外部連携サービスのAI(Azure OpenAI Service 及び Google Vertex AI)を利用しております。
取得したデータから打ち合わせの議事録・要約を目的として外部連携サービス事業社に対して取得データを送信いたします。外部連携サービスは弊社のみがアクセス可能な形であり、外部連携サービス側で送信データを再学習に利用しないものに限ります。
詳しくは管理画面内の利用規約をご確認ください。
解析の精度について
Azure OpenAI Service 及び Google Vertex AI を使用した信頼性の高い情報に基づいていますが、必ずしも完全に正確であるとは限りません。特に最新の情報や非常に専門的な知識に関しては、誤りが含まれる可能性があります。
また、ブライダルの各シーンで利用されることを考慮して、より有用な議事録化、要約をできるよう生成AIやその周辺の設定をしております。録音の対象や使い方がマッチしなかったり、著しくかけ離れている場合など、AIの「ハルシネーション」という特性が現れる場合があります。
「ハルシネーション」とは生成AIが明らかに事実と異なっていたり、誤りのある情報を生成してしまう現象のことです。学習データの不足などいくつかの原因によって、リクエストに対して「もっともらしい嘘」を生成する事象が、生成AI全般で広く確認されております。
利用に際しても後述するいくつかの事項をご留意いただけますと幸いです。
解析(文字起こし・要約)についての注意事項
- 設定したシーン・カテゴリに沿った利用をお願いします。
シーン(接客/ロープレ/その他)とカテゴリ(フェア/打ち合わせ)のかけ合わせによって、生成AIへの指示を細く設定しております。
設定とあまりにかけ離れた内容の場合などは、指示とかみ合わずに、正常でない解析結果になるおそれがあります。
- 聞き取りやすい音質のため、録音時の環境をできる限り整えていただく。
別の会話やノイズが多く混入していて、録音内容が人間の耳で聞き取りづらいような場合は、文字起こし時に判別できない情報をそれらしい誤情報で補完しようとするパターンが見られます。マイク自体の性能であったり、会話をされる環境自体も大きく影響されます。
- 適切なデータ量の確保。
あまりに短すぎる会話や、情報量が著しく少ない会話データは、要約が正常に動作しなかったり、要約自体が行われない可能性が高まります。